倶楽部の部屋
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おばはん誕生日プレゼント顛末記 From: 池辺 祐策
ひょんなことから綾戸さんにピアニカをプレゼントすることを思いついたさっくさん。賛同者を募って、購入したピアニカをダイハードマンさんと一緒に進呈したのでした。


綾戸智絵画像
ピアニカをプレゼント!


事の発端は、六本木STB139でのファンクラブ限定ライブの翌日、同会場での1stステージでのこと。
この日、お馴染みギター宮野さんに新たなバンドメンバー(パーカッション田中さん&ベース西嶋さん)を加えた新カルテットの御披露目を行うらしいとの情報を前日に聞きつけまして、ワタシは矢も盾もタマラズ当日キャンセル狙いで1stステージ開演前に現場に赴いたところ、運良く(都合良く?)急遽一人分の空きが出来たとのこと。まんまと会場への潜入に成功したワタシは、初物バンドの1発目のステージを拝聴することができたのでした。
このユニットによって初めて演奏されたのは『It's Too Late』『Wichita Lineman』そしてかの有名な『Stand By Me』の3曲。とりあえず今日のところは様子見を兼ねた肩鳴らしという感じで気負いの無いプレイではありましたが、特に田中さんの、制御が効いてウルサ過ぎず、しかし要所要所でしっかりツボを押さえる絶妙なパーカッションがじつにいい効果を生んでいて、演奏中とその後に見せたおばはんの、ク〜ッ!タマランわぁ〜という感じのキモチ良さそうな表情といったら!今後の展開が楽しみな演奏となりました。
で、これらを聴いていた時にワタシがフと思ったのは、おばはんも1曲くらいピアノ弾かずに演奏を3人に委ねてみたらどうかな?音量と響きのあるピアノを無しにして弦と太鼓だけの隙間を含んだ音をバックに歌うってのもそれはそれで唄が立ってきて良いかも、でもちょっとおばはんが手持ち無沙汰かもしれんなぁ…と思った瞬間、ヒラメイたのでした。

「あっ、この音にマッチするのはピアニカだ!間奏でピアニカ吹いたりしたら、こりゃぁ面白いぞきっと!」

でもそんなアイディアをホームページの掲示板とかに書いたくらいじゃぁ、おばはんは実行しないってぇのは目に見えてるので、だったら実弾攻撃あるのみ!現物を渡してしまえばその気になるかも!?それにサックスやトランペットみたいな吹奏楽器の気分もちょっとだけ味わえておばはんにとっても新鮮かも、と思った瞬間、またもやヒラメイたのでした。

「あっ、そういやおばはんの誕生日もうすぐじゃん!誕生日プレゼントってことなら絶好の口実になるわな」

思い立ったが吉日!さっそくネットを駆使してピアニカ※の選定に入り、ほどなくあの椎名林檎さんも御愛用との噂の国産唯一のプロ仕様の逸品、鈴木楽器謹製メロディオンPRO−37v2という機種に決定!しかし、そこはやはり国産最高価のプロ仕様価格。楽器としては破格に安いとはいえ、通常小学生などが学校で使用するモデルがゆうに3〜4台買えてしまうお値段。安月給のサラリーマンにはチとフトコロに寂しい音色が響いてしまうなァ…と思った瞬間、またもやヒラメイたのでした。



「あっ、嬉しさは皆で分かち合うってのも悪くないわな!だったら有志で割り勘ってのもアリじゃん!」

ってことで、早速その日のうちにおばはんとも縁の深い銀座山野楽器に出向いて見積を取り、日ごろ綾戸ファンが集う大阪十三方面の某バーの掲示板で有志を募ってみたところ、ファンの方々16名に加え、なんとギターの宮野さんまでが割り勘に賛同してくれました。一人あたまの割り勘は約1400円の程良いお手頃価格に無事収まりまして、いやはやありがたや、ありがたや。(後に宮野さんと話した際、「ライブにこんなアイディアがちょっと欲しいなと丁度思っていたところだったので、まさにグッドタイミング」と言って頂けました)
準備は日々着々とすすみ、なんとかおばはんの誕生日の1週間前には、現物と賛同者さん達(と銀座山野楽器売場担当さんから)のバースデーカード、そして、なんということでしょう!『綾戸智絵様、20+20+8歳の誕生日おめでとうございます。今後も益々の御活躍を期待しております。2005年9月10日 ファン有志一同』と刻印された(ケースに貼る)特注のメモリアルプレートまでもが揃ったのでした。
(って「劇的!ビフォー・アフター」のパクリかよ!)


綾戸智絵画像
左:ダイハードマンさん
右:さっくさん


そして、おばはんにプレゼントを渡す日(誕生日の翌日、あの9・11衆議院選挙の日)がやって参りました。
同行したダイハードマンの御厚意によりインターネットで動画配信するためのビデオ撮影機材の準備も万端、都内某所にて待ち合わせたのはよかったものの、なんと当日の雨天等の為おばはんのスケジュールが押して、イサとともに現れたおばはんは申し訳ないけど次のスケジュール(試写会)迄の合間の15分少々しか時間が取れないとのこと。あえなくビデオ撮影は延期。話もそこそこにとりあえずプレゼントを渡し、近況報告も含めアレやコレやと短時間で猛然と喋り始めたおばはんを何とかナダメつつ、ようやく2枚だけは大慌てで写真撮影できました。包みを開いて中身を見た瞬間、傍らのイサがボソッと放った「ぴ、ピアニカにはちっちゃい頃の悪い思い出が…」という不吉な一言も何のその、んなモン悪い思い出なんぞはもっと良い思い出作って相殺すりゃぁエェやんけ!オカンがこれでシビレるくらいエェ演奏皆に聴かせ倒したったら全部チャラやチャラ!
悪い思い出がナンボのもんじゃいッ!!!(コーフンするとインチキ関西弁化する癖はそろそろ辞めたいが…)

後日おばはんからの電話によると、取り敢えず試しに吹いてはみたようで、

「(過去に吹いたことがある他のピアニカに較べ)やっぱりプロ用のピアニカは音色も弾き心地も違うわァ〜どっかで絶対使うわァ〜、ど〜もありがと〜ねェ〜、(何らかの形で)いずれみんなにもお礼するわァ〜」



と言ってくれました。おばはんの言葉を信じるならば、もしかすると、ホントにステージに登場する日が来るかもしれません!?まぁ、無理はしなくてもいいので、期待し過ぎない程度に期待しつつその日を待ちましょう。

※ちなみに一般的な『ピアニカ』という呼称はジツはヤマハの登録商標で、スズキの登録商標は『メロディオン』、そして海外では独ホーナー社の商標より『メロディカ』などと呼ばれますが、国内での正式な呼称は『鍵盤ハーモニカ』、マニアな方々は略して『ケンハモ』などと呼んだりもするようです。つまり、この楽器は表向きは鍵盤楽器でありながら、内部構造はハーモニカとまったく同じリード楽器なのです。

☆プレゼント賛同者の皆様です。
池辺祐策、宮野弘紀、野崎正敦、石井博美、弦巻芙佐子、片山順子、小島美千代、野口啓子、後藤純子・夏実、飯谷和彦・好子、菱川敦子、菅野勇治、坂東光子、荻田正巳、濱田 守、伊丹靖子、小川麻理子(順不同、敬称略)
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